ずっと隣で

40代終わりに出逢って好きになった彼とのことを残しておきたくて。お互いに既婚でしたが、彼は先に独りになり、『私の席と居場所』を用意してくれました。彼の隣で生きる日までの正直な思いを綴ります。

お見送りありがとう

今日、私は明日の出張のために前泊。


昨日彼との夜デートのときに


「明日は一人で行くの?」ときかれてたのでもしかして?とは思ったけど、今朝のメールで「気をつけていってらっしゃい」と言われたのでまさかまさか....


新幹線のホームに並んでいて、ふと気配を感じて振り返ると....そこには彼が‼️


「何してんの⁉」思わず言っちゃいました。


「新幹線見に来た😊」←幼稚園児か?笑っ


「なんで時間知ってるの??」


「昼過ぎって言ったから、大体を予測して。

まあ、もし会えなくても別に良いかと思って」


午前中に近くで所用があったみたいだけれど、やっぱり凄く嬉しかったです🎵


両手をからだの前で振って見送ってくれました。


やっぱり貴方が大好きで、大切で、いとおしくて....


本日も読んで下さりありがとうございます。

指輪の跡

彼は元々、結婚指輪をしていた....と思われます。というのは私と逢うときはいつも外していたから。


細くない指にくっきり指輪の跡があるのを見て、「ん?なんだか慣れてるのかな」と最初に思ったのを覚えています。


私は仕事柄、指輪が出来ないので元々、結婚指輪ははめていません。でもお誕生日に彼に貰ったピンキーリングをデートのときにしています。


長い間、指輪を外していることも気にしたことがなかったのですが、この間ふと、彼の手を見たときに、指輪の跡がほとんどないことに気づきました。


そして思ったのです。

きっとずっと外しているんだと。


何も彼は言わないし、私も聞かないけれど、彼の手にも彼の気持ちを感じています。


本日も読んで下さりありがとうございます。

彼の優しさ

(続きです)

「蒼空と早く一緒になりたい。

今すぐは無理なのはわかる。いつになったら大丈夫になる?いつまで待てばいい?」


私、答えることが出来ませんでした。


しがらみとか情とか、そういう類いのものではなく、私と彼の将来についての覚悟....仕事、友達、親戚そういうものもすべて捨てる。その覚悟が私には出来ていない。


「いつって言えない。ごめんなさい、いつって約束を今すぐに出来ないよ。」


ズルいとおもうから、泣きたくない、泣いちゃいけないって必死で我慢してたけど、少し涙が流れてきました。


彼はそれ以上何も言わずにギュッと抱きしめて「今日はもう帰ろう。明日、モーニングコールしてくれる?」と促されて、帰り仕度をしました。


翌朝、早出の私から彼にモーニングコール。

「おはよう」それ以上何も言えない私。


「おはよう。昨日はごめん、無理言ったね。


大丈夫だから。待つのは平気。蒼空の居場所は、もうちゃんとあるから」


朝からまた、泣かされました。


本日も読んで下さりありがとうございます。