ずっと隣で

40代終わりに出逢って好きになった彼とのことを残しておきたくて。お互いに既婚でしたが、彼は先に独りになり、『私の席と居場所』を用意してくれました。彼の隣で生きる日までの正直な思いを綴ります。

繋がってる糸

今日は手術前の検査とカンファレンスの為、病院へ。


手術についての説明の時に、ドクターから『術前の検査はいつがいい?』ときかれて、日程を考えていると、『かなり時間とると思うので、余裕のある日がいいですよ』と言われた。更に『ちょっと待って下さいね』と検査の確認をしてくださり....


『もしも今日、時間が許せばだけど今日なら検査を受けてもらえますよ』と。また、職場に休み希望を出さないですむし、忙しい身としては正直とても有り難い。


お言葉に甘えて、予約を押し込んでもらってもろもろの検査もすませることが出来ました。


支払いを済ませると、ランチタイムはかなり過ぎていてお気に入りのご飯屋さんのランチも終了の札が。


別のお店に行こうと歩いていると....


『蒼空⁉️どうした?』と呼び止められました。とってもお腹が空いてボンヤリ歩いていたので、その声でハッとして顔を向けると。


なんと!!


そこには笑顔の彼が。

所用がてら、お昼を食べに外出したそう。


病院と彼の会社は近くにあるとはいえ、ランチの時間帯でもなく、彼も所用があったから通っただけ、私もよく行くご飯屋さんが終わっていたから、通っただけ....


なんという偶然。

というか、奇跡?笑っ

昨夜のお月様の魔法かしら....


彼はもう物凄い笑顔☺️

毎朝の『おはよう、いってきます』メールのあとに今朝は『あいたいなぁ』と入ってたものね。


当然のように『飯行こう』と言うので、『ちょっと、大丈夫なの?良いの?』と心配する私。


『何が?さあ行くよ』


ご飯を食べながら、彼はまるで子どものようにニコニコ☺️


『スゴいよなー、感激した、俺。』

『別に蒼空のあとをつけてたとかないから』

『今日は1日で忙しくて、遅い飯になってね』


学校から帰った小学生並みによく喋る笑っ


入院、手術のことはメールで伝えていたからか、特に彼は触れず。


一緒に観たいと思って私がチケットを取った舞台の話や次のデートは何食べに行こうか、などの話をしてお店を出ました。


少し一緒に歩いてから分かれ道。


何度も立ち止まって振り返り笑顔で手を振る彼。


私も交差点の角で彼を見送りました。


不安な気持ちで一人で食べるはずのランチは神様のプレゼント❓で思いがけないプチデートになりました。


ありがとう、大好きです。


本日も読んで下さりありがとうございます。